建物の外壁を汚れや劣化から守る

外壁タイル面(広島県)平成11年9月施工

施⼯後20年以上経過していますが、施⼯した⾯では⾬スジ汚れの発⽣はみられません。
下図の耐候性促進試験の結果をはるかに超える耐候性結果がこの写真で実現しました。
セルフクリーニング効果によって「⾬で汚れていく壁」と「⾬でキレイになる壁」がこの写真から確認できます

耐候性促進試験
■基材
:磁器(珪石灰釉薬)、ホウ珪酸ガラス、PET
ポリエチレンテレフタレート)、アクリル樹脂、フッ素樹脂塗装鋼板
■コーティング
:清浄な基板上に塗布乾燥を繰り返して熱処理することにより、膜厚約 0.4 μ m のコーティング膜を作製した。 PET 、アクリル樹脂、フッ素樹脂塗装鋼板は、最初にP 溶液で膜厚約 0.3 μ m の膜を作製した後に、 M 溶液でコーティングした。熱処理は、磁器ホウ珪酸ガラスの場合は 300 ℃、 PET 、アクリル、フッ素樹脂鋼板の場合はそれぞれ 100 ℃、 80 ℃、 160 ℃で 30 分間行った。
■試験機
:スガ試験機社製強エネルギーサンシャインウェザーメーター
■紫外線強度
:44mW/cm 2
■試験法
:光照射下に暴露して時間毎に膜の剥離の有無を確認した。
■試験場所
:佐賀県窯業技術センター
■試験結果
基板 コーティング膜 紫外線照射時間(h)とコーティング膜の密着性
20 80 100 400 500 1000
陶板(白釉) 1層塗り M溶液
ホウ珪酸ガラ ス 1層塗り M溶液
PET 1層塗り M溶液 剥離
2層塗り P,M 溶液
アクリル樹脂 1層塗り M溶液 剥離
2層塗り P,M 溶液
フッ素樹脂 1層塗り M溶液 剥離
2層塗り P,M 溶液

※促進試験1000 時間は 2 年以上の暴露試験に相当。

  • 陶磁器やガラス基板では、光触媒作用があるアナタース結晶を含む膜をコーティングしても全く膜の剥離は起こらず、膜表面の変化も観察されない。
  • PET(ポリエチレンテレフタレート)、アクリル樹脂、フッ素樹脂上に一層コーティングした膜は、微細なクラックが発生していた。これらの有機物の熱膨張率は、膜のそれに比べて大きいのでコーティング膜の乾燥処理の段階で発生したと考えられる。これらの基板上に直接M溶液をコーティングした試料は、20 時間の紫外線照射によってクラックの溝部分から剥離した。しかし、M 溶液とP溶液の二層コーティングを行うと1000 時間経過後も全く剥離しないことがわかった。これは、下地にコーティングしたP 溶液膜が酸化チタンの光触媒効果を十分に遮断したことを示すものである。

ミラクルチタン光触媒コートについて